AsyncTaskLoader の使い方 (5/8) 〜 基本的な Loader の実装

AsyncTaskLoader___Android_Developers

AsyncTaskLoader | Android Developers


目次

1. Thread と AsyncTask
2. AsyncTaskLoader の利点
3. LoaderManager の利用
4. よくある間違いと回避法
5. 基本的な Loader の実装
6. いろいろな Loader の使用例
7. データベースと CursorLoader
8. Loader の弱点を克服する


5. 基本的な Loader の実装

・ Loader 
    ベースとなる抽象化クラス。
・ AsyncTaskLoader 
    Loader の拡張。
・ CursorLoader 
    AsyncTaskLoader の拡張。 
    ContentsProvider 専用。

AsyncTaskLoader の制限事項

private static final int CORE_POOL_SIZE = 5; 
private static final int MAXIMUM_POOL_SIZE = 128; 
private static final int KEEP_ALIVE = 1; 
public static final Executor THREAD_POOL_EXECUTOR 
    = new ThreadPoolExecutor(CORE_POOL_SIZE, MAXIMUM_POOL_SIZE, 
                                KEEP_ALIVE, TimeUnit.SECONDS, sPoolWorkQueue, sThreadFactory); 
private static volatile Executor sDefaultExecutor = THREAD_POOL_EXECUTOR;

内部的に ModernAsyncTask を使用している。

重要: ローダーにアプリケーションのコンテキストの参照のみを保持させることでリークを避ける。

/** 
 * コンテキストに関連付けられているアプリケーション·コンテキストを格納する。
 * ローダーは複数のアクティビティで使用できるので、直接コンテキストを保存することは危険。
 * 
 * @param context アプリケーション・コンテキストを取得するために使用
 */ 
public Loader(Context context) { 
    mContext = context.getApplicationContext(); 
}

Loader 内部クラスの各々は、staticとして宣言されなければならない、さもなければ親への暗黙の参照を維持してしまう。

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AsyncTaskLoader の使い方 (4/8) 〜 よくある間違いと回避法

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目次

1. Thread と AsyncTask
2. AsyncTaskLoader の利点
3. LoaderManager の利用
4. よくある間違いと回避法
5. 基本的な Loader の実装
6. いろいろな Loader の使用例
7. データベースと CursorLoader
8. Loader の弱点を克服する


4. よくある間違いと回避法

1. 意味のないローダーIDを作成する

Loader を初期化/再起動するときに、ローダーIDをインクリメントしたり、ランダムに作成する。

Loaderの再利用の妨げとなり、混乱にしかならないので、Loaderの種類ごとに、単一一意のIDを使用する。

2. アプリ内のすべてのローダーに対してのIDを定数で作成する。

各LoaderManagerは 独立しているので、Activity や Fragment内でローダーの種類ごとに privateな定数を作成する。

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AsyncTaskLoader の使い方 (2-3/8) 〜 AsyncTaskLoader の利点/LoaderManager の利用

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目次

1. Thread と AsyncTask
2. AsyncTaskLoader の利点
3. LoaderManager の利用
4. よくある間違いと回避法
5. 基本的な Loader の実装
6. いろいろな Loader の使用例
7. データベースと CursorLoader
8. Loader の弱点を克服する


2. AsyncTaskLoader の利点

AsyncTaskLoader だけでなく Loader 全般。

Activity や Fragment は再作成後、同一の Loader に再接続して最終の結果を取得できる。

もし Loader が切断されたあと結果がきたら、再作成時の再接続時のためにキャッシュに保存することができる。

Loader はデータソースを監視しており、内容が変更されると新しい結果を提供する。

Cursor のような結果に関連したリソースに割り当てしてくれる。

これらのことから、Activity や Fragment における非同期なロードを実行する場合は Loader の助けを借りて、もう AsyncTask を使うべきではありません。

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