あの Jake Wharton さんが伝授する Android Studio を高速化する方法

直接は関係ないような気がしますが

「Kotlinを使ったら Android Studio が遅くなった」

という疑問に対して、神と呼ばれる Jake Wharton さんがコメントしています。

「プラグイン捨てれ」

I find the IDE slower when adding any plugin. Especially ones which provide a great deal of functionality such as an entire language support.

Go to preferences > plugins > and disable everything you don't need. I disabled

Android APK Support
Android Games
Android NDK
App Links Assistant
CVS
EditorConfig
Firebase (all of them)
GitHub
Google (all of them)
hg4idea
Settings repository
Subversion integration
Task management
Terminal
Test recorder
TestNG
YAML

Goes real fast now.

JakeWharton comments on Android Studio slower when using Kotlin

本体や各ウインドウの起動などかなり高速化されます。

Kotlin や Google や RxJava など多岐に渡るオープンソースプロジェクトに深く関わる Jake さんが必要ないプラグインが私たち小市民に必要なわけがありません。

一回も使ったことがないプラグインが多くあるのは間違いありません。

他の多機能アプリやソフトウェアにも同様のことがいえます。

確認してみてはいかがでしょうか。


【Android Studio】メニューバーをAndroidStudioに移動する

Mac OSのメニューバーにメニューが表示されて、他アプリのアイコンが表示できなくなって困ることがあります。

Android Studio内に移動しましょう。

[Help] - [Edit Custom Properties...]


# custom Android Studio properties

# メニューを Android Studio ウィンドウに表示
apple.laf.useScreenMenuBar=false

動画内1分23秒付近で説明されています。

ファイルの実態は以下のようです。

~/Library/Preferences/AndroidStudio3.0/idea.properties


【Android Studio】ビルド環境を安定した最新バージョンにする

様々なものに依存したAndroidアプリ開発環境は最新なものにしたいものです。

「開発環境」と一言で言ったりしますが、Android Studio は様々な「バージョン」で構成されています。

今回は、Android Studio上で、その中でもいわゆる「ビルド環境」的な部分について設定してみます。

 

Android Studio Gradle Plugin

Android Studio を標準的に、当たりまえに使うにはGradleを利用するこのプラグインが必須です。

先述のGradleのバージョンはこのプラグインに強く依存しています、

Android Plugin for Gradle Release Notes | Android Studio

よって、Gradle のバージョンアップの際にはここを確認するとよいです。

パッケージ名が「com.android.tools.build:gradle」となり、現在はGoogleのリポジトリで管理されています。

Google's Maven Repository

設定変更は、Project/build.gradle です。


buildscript {

    repositories {
        google()
    }

    dependencies {  
        classpath 'com.android.tools.build:gradle:3.0.1'
    }
}

 

Gradle

Android Studioで使う際、推奨されているのは Gradle Wrapper なスタイルです。

Gradle Distributions

以下ファイルで最新版の設定をしましょう。

gradle/wrapper/gradle-wrapper-properties


distributionBase=GRADLE_USER_HOME
distributionPath=wrapper/dists
zipStoreBase=GRADLE_USER_HOME
zipStorePath=wrapper/dists
distributionUrl=https\://services.gradle.org/distributions/gradle-4.4.1-all.zip

 

Kotlin Gradle Plugin / Kotlin

もうKotlinでいいですよね。

StackOverFlowでも時代遅れなコードばかりで段階的なバージョン各過程を含めたコードばかりでその確認に四苦八苦して時間を費やすことになりますがKotlinなキーワードで検索すればその手間を避けることができます。

最近は公式系ドキュメントでもKotlinが優先されており、Kotlin化はさらに加速していくのは間違いありません。

Saving Files | Android Developers

KotlinをGradleで利用するには、このプラグインを利用することになります。

Android Studio – Migration from Maven Central to JCenter | Blog @Bintray

java - Android buildscript repositories: jcenter VS mavencentral - Stack Overflow

最新版の確認は、jetbrainsが管理しているMVNRepositoryで確認することができます。


Maven Repository: org.jetbrains.kotlin » kotlin-gradle-plugin

設定変更は同じ、Project/build.gradle です。


buildscript {
    ext.kotlin_version = '1.2.20'

    repositories {
        jcenter()
    }

    dependencies {
        classpath "org.jetbrains.kotlin:kotlin-gradle-plugin:$kotlin_version"
    }
}

 

まとめ

以上をまとめておきます。

Project/build.gradle


buildscript {

    // kotlin / kotlin gradle plugin version
    ext.kotlin_version = '1.2.20'

    repositories {
        google()
        jcenter()
    }

    dependencies {

      // android studio gradle plugin
      // https://dl.google.com/dl/android/maven2/index.html
      classpath 'com.android.tools.build:gradle:3.0.1'

      // kotlin / kotlin gradle plugin
      // https://mvnrepository.com/artifact/org.jetbrains.kotlin/kotlin-gradle-plugin
      classpath "org.jetbrains.kotlin:kotlin-gradle-plugin:$kotlin_version"
    }
}

gradle/wrapper/gradle-wrapper-properties


distributionBase=GRADLE_USER_HOME
distributionPath=wrapper/dists
zipStoreBase=GRADLE_USER_HOME
zipStorePath=wrapper/dists

# https://services.gradle.org/distributions/
distributionUrl=https\://services.gradle.org/distributions/gradle-4.4.1-all.zip

オープンソースを利用したプラットフォームや開発環境のバージョンの調整は

「stable最新」

にしておくことが幸せになることの王道です。

関連各所の利益や手間を考慮したしがらみが悩みのタネですよね。

Gradle Dependency バージョンのチェックを「最新」に更新する方法