最近のスマホ開発では「UI/UX」とかいう言葉を無視して通ることはできません.
こんな言葉はガラケーの時代にはありませんでした.
で, 新しいサービスを始めようとするとき, 企画や設計の段階で明確に人に伝えるために, 打ち合わせなどの資料にAndroid端末上の画面の静止画を貼る必要があったりします.
最近のAndroidには「screencap」という機能が実装されており, ADB経由で簡単に端末上の画面キャプチャを静止画像ファイルで取得できたりできるようになりました.
adb shell screencap -p /sdcard/screen.png adb pull /sdcard/screen.png adb shell rm /sdcard/screen.png
これで, パワポで資料を作っているパソコン上にそんな画像ファイルを持ってくることができます.
けど, サイズが大きすぎたりしてその度にリサイズなどするのも面倒なので, imageMagick などを使ってやったりしていました.
コマンドラインからAndroidのスクリーンショットをPCデスクトップに取得する方法
端末上の動画であれば同様に「screenrecord」で.
Android OS 4.4(Kitkat) の動画キャプチャ機能「screenrecord」をどう使うか
Wi-Fi経由で複数端末で行ったりとかも.
ADBオーバーネットワークでWiFiで複数端末を一括接続する
けれど, パソコン上に取得できるのは「画像ファイル」としてなので, それを パワポやワードとかに貼るのが, これまた面倒です.
クリップボードに画像を読み込んで「コピペ」で作成中のドキュメントには簡単に貼り付けちゃいましょう.
以下の手順でやります.
1. パソコンブラウザ上にAndroid端末の画面をストリーミングして映す
2. パソコン上でそれをクリップボード経由で作成ドキュメントへコピペする
3. 画像貼り付け完了
1. パソコンブラウザ上にAndroid端末の画面をストリーミングして映す
Android端末上で「Mirror」というアプリを使います.
このアプリ上でローカルネットワーク上にWEBストリーミングサービスとして公開することができますので, ブラウザからURLを入力して, リアルタイムな端末画面動画を見ることができます.
Mirror for Android (beta) Screencast your Android! Mirror lets you: * Create…
2. パソコン上でそれをクリップボード経由で作成ドキュメントへコピペする
パソコン上での操作になりますので, ショートカット機能はパソコン向けキャプチャアプリでブラウザに映しだされたAndroid端末画面をコピペするだけです.
あたしの場合はMacなので以下でクリップボード経由でドキュメントへ貼りこみます.
OS X Mountain Lion: 画面を撮影するためのショートカット
3. 画像貼り付け完了
これで資料作成の時間を効率的な作業で短縮していきましょう.
利用したアプリ
利用したアプリ「Mirror」は, 検索からでは見つからないので以下リンクから.
ちなみに, こんなのもあったけど.
Cyanogenmod Screencast -Google Play Store
関連ワード: Android・Google・おすすめ・ツール・便利な設定・開発・capture・Mirror・screencast・クリップボード・画像・資料作成