開発者やブロガーが儲かる「マネタイズな無料SDK」を探してみた。

最近、本屋で雑誌を眺めているとIT系雑誌とかで「ビッグデータ」って言葉が結構目についたりします。

 

http://android.benigumo.com/wp-content/uploads/2011/10/AndroidSDK_550x421.jpg

 

 

「ビッグデータ」ってなんなんだ?

 

「大量のデータを集めて分析するといいことがある。」ということのようです。GoogleやTwitterやFacebookとか、今や大量のデータをもってるのでしょうね。

 

こんなメールがきました。

 

突然のご連絡にて失礼いたします。
AndroidMarketのデベロッパー情報よりご連絡先を拝見しご連絡いたしました。
この度は貴社アンドロイドアプリの収益化(マネタイズ)に向けたご提案にてメールをさせて頂きます。
アドネットワークなどの広告掲載と同じ感覚で参加できますので、ご一読頂けますと幸いです。

広告掲載のお願いかと思ったら、「広告と同じ感覚で。。」とか。広告ではないのか。

現状、解析データは自社アプリより取得していますが、更に取得量を増やしていきたいと考えており
アプリ開発者様向けにLog収集機能をもつSDKを公開いたしました。このSDKをアプリに設定いただくとインストールされたユーザ数に応じて報酬をお支払いするスキームになっています。

広告ではなくてなんなんだろう。

 

ミログがAndroidアプリ開発者向けにアプリ分析のSDKを提供。 

報酬額は1端末のインストールにつき1カ月1円で、情報が送られる限り毎月支払われる。

データを集めるために開発者に報酬が支払われるらしいのだが、気になるのはどんなデータを取得してるのか。

 

AppLog 送信情報 

・android ID
・端末の機種情報
・端末のOS
・アプリケーションのinstall情報
・アプリケーションの起動情報
・アプリケーションのuninstall情報
※送信情報は個人情報に関わらない内容となっております。

 

どうやらアプリ周りの情報を集めてるようです。これらのデータを組み合わせれば、Androidユーザのアプリの利用の動きがすべてわかることになります。

ユーザのデータを取得してアプリから外部サーバに送信させる、というのは一般人ならなんだか気持ち悪くていやな感じに思ったりするのですが、こんな機能がアプリ側にあってユーザが情報送信を拒否することができるようです。

 

AppLog オプトアウト機能 

「送信を停止する」というオプトアウト機能も準備されているので、アプリ情報の送信を停止する事も可能です。

 

情報の端末からの抽出と外部ヘ送信の処理をうめこませて、アプリの公開や配布させる。という、アプリを利用するユーザを取り込むのではなく、開発者向けのSDKってのを無料配布して、アプリ開発者の力を借りて人気アプリに乗っかりながら情報を収集するということのようです。

しかし、そんなにアプリ開発の敷居が下がって増えてるのか?

 

で、「マネタイズ」ってのはなんだ?

 

やたらと耳につく「マネタイズ」って言葉ですが、「お金儲けのしくみにする」ということのようです。

何かをお金に変えること。収益化すること。無収益のサービスから収益を生む事業へと変化させる意味で使われる。収益化が難しいとされるネット事業で使われることが多い。

 

それぞれの立場で考えてみると

 

メリット デメリット
SDK公開側 「人気アプリの配布の流れに乘せて自分たちの広告を表示できる」
「アプリを使っている人の情報を取得できる」
「SDKの開発に手間がかかる」
「インセンティブな費用やしくみの開発手間がかかる」
アプリ開発者 「そのSDKを使えば簡単にある処理をアプリに組み込むことができる」
「そのSDKを組み込むことでお金が儲かる」
「広告が表示されることでアプリのイメージが下がる」
「情報を外部に送信されることでアプリのイメージが下がる」
アプリユーザ 「SDKで実装された特別な機能を利用できる」 「広告が表示されるとうぜえ!」
「情報を抜き取られそうなアプリってなんかこわい」
「見えない処理で電池が減ると困る」

 

 

現在公開されている無料なSDKたち

 

ほんとにお金が儲かるがどうかはわかんないのだけれども、なんせ有名無名企業がこぞって「SDK」という「我々の処理もアプリの中に組み込んでね」的なもの無料公開してるのですが、そんなSDKたちを探してみました。

 

(更新中。。。)


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