【Swift】2次元配列 で 転置行列 ( transpose matrix )

これやりたくなるときありますよね。

転置行列(てんちぎょうれつ、英: transpose [of a matrix], transposed matrix)とは、m 行 n 列の行列 A に対して A の (i, j) 要素と (j, i) 要素を入れ替えてできる n 行 m 列の行列のことである。転置行列は tA, AT, A⊤, Atr, A′ などと示される。行列の転置行列を与える操作のことを転置(てんち、英: transpose)といい、「A を転置する」などと表現する

👉 転置行列 - Wikipedia hatena-bookmark

これを、変換すると、


[
  [1, 2, 3, 4, 5], 
  ["A", "B", "C", "D", "E"],
  ["あ", "い", "う", "え", "お"],
  ["か", "き", "く", "け", "こ"]
]

こうなるやつ。


[
  [1, "A", "あ", "か"],
  [2, "B", "い", "き"],
  [3, "C", "う", "く"],
  [4, "D", "え", "け"],
  [5, "E", "お", "こ"]
]

Swift で、extension で、やってみます。

 

🔄 配列系のプロトコルは多すぎないか

Xcode の反応をみながら、とりあえずいけた。

縦横インデックスを

きれいに .indecies で取りたかったけど、

うまく取れなかった。


extension Collection where Element: Collection,
                           Self.Index == Int, Element.Index == Int {

  func transposed1() -> [[Element.Element]] {
    let cols = 0 ..< (self.first?.count ?? 0)
    let rows = 0 ..< self.count
    var result: [[Element.Element]] = []
    for col in cols {
      var newRow: [Element.Element] = []
      for row in rows {
        newRow.append(self[row][col])
      }
      result.append(newRow)
    }
    return result
  }

}

// [[1, "A", "あ", "か"], [2, "B", "い", "き"], [3, "C", "う", "く"], [4, "D", "え", "け"], [5, "E", "お", "こ"]]

Array とか Collection。

where 句 や Element。

書きながらでないと、きっと理解できない感じがする。

👉 Collection | Apple Developer Documentation hatena-bookmark

 

🔄 for ループ を map に

「空配列を作成して要素追加」てのがなんとなくだるいので、

map を使います。

入れ子なので「$0」は使いません。


func transposed2() -> [[Element.Element]] {
  let cols = 0 ..< (self.first?.count ?? 0)
  let rows = 0 ..< self.count
  return cols.map { col in
    rows.map { row in
      self[row][col]
    }
  }
}

すぐに、return から始めたいので、

最初の let を省略。


func transposed3() -> [[Element.Element]] {
  return (0 ..< (first?.count ?? 0)).map { col in
    (0 ..< count).map { row in
      self[row][col]
    }
  }
}

ここまででいいか。

 

🔄 まとめ

まとめておきます。

また、勉強したら更新します。

Swift の「プロトコル」ってなんか高級。

👉 あなたの知らないCollectionの世界 #Swift - Qiita hatena-bookmark


【Swift】「UnicodeScalar」とは、いわゆる「コードポイント !」だったのか ☀️

高校生のときに聞いたことある「スカラー」。

〘名〙 (scalar) 長さ、面積、重さなど、大きさだけで定まる量。常識上の数。ベクトルに対していう。スケーラー。

👉 スカラーとは? 意味や使い方 - コトバンク hatena-bookmark

「方向がない」という雰囲気だけ覚えていたけども。

 

☀️ UnicodeScalar

以下、サンプルコード。


let data = [
  ["61"],
  ["3042"],
  ["1F635", "200D", "1F4AB"],
  ["1F468", "200D", "2764", "FE0F", "200D", "1F468"],
  ["1F1EF", "1F1F5"]
]

for codepoints in data {
  let s = String(
    codepoints
      .map { Int($0, radix: 16)! }
      .map { UnicodeScalar($0)! }
      .map { Character($0) }
  )
  print(s)
  print(codepoints)
  print(
    s.unicodeScalars
      .map { String($0.value, radix: 16, uppercase: true) }
  )
  print()
}

変換の流れ的には以下の順序で変換。


[Int]

  ↕

[UnicodeScalar]

  ↕

[Character]

  ↕

String([Character])

 

☀️ まとめ

「UnicodeScalar」とは「コードポイント !」のことですね。

nil は許しません。

String.unicodeScalars() は、文字のコードポイントパーサーとしても使えます。

👉 Strings and Characters | Documentation hatena-bookmark


【Swift】「public」 を省略しない理由 🚫

iOS アプリの Apple 公式ドキュメントや著名作者のコードをあれこれ眺めていて気になっていたのは、

「なんで public を省略しないのか」

ということ。


public extension Image {
    static let fountain = Image(.fountain)
    static let fountainFill = Image(.fountainFill)
}

👉 sample-backyard-birds/BackyardBirdsUI/Images.swift at 1843d5655bf884b501e2889ad9862ec58978fdbe · apple/sample-backyard-birds hatena-bookmark

「はっきり明示する。」

のがポリシーなのかと思ったが省略してる箇所もある。

なんでなの ?

 

🚫 '***' is inaccessible due to 'internal' protection level

試しに消してみると、


extension Image {
    static let fountain = Image(.fountain)
    static let fountainFill = Image(.fountainFill)
}

呼んでいる場所でエラー発生。


'fountain' is inaccessible due to 'internal' protection level

見えてはいるけどアクセスができない。

 

🚫 まとめ

Java など他の言語とは違います。

アクセスレベルを省略した場合は「internal」。

同じモジュール内からしかアクセスできません。

移民はつらい。

しかし、さすが公式サンプルコードは勉強になります。

しっかりしています。

👉 Access Control | Documentation hatena-bookmark