minSdkVersion をいくつにするか。
直近から80%までをカバーすることにして公式で確認してみましょう。
👉 配信ダッシュボード | Android デベロッパー | Android Developers
今ではもう公式からのデータ公開などありません。
プラットフォームのバージョン
プラットフォームのバージョン情報については、Android Studio の [Create New Project] ウィザードでご確認ください。
Android Studio
確認してみます、2020-12-01現在。
Android 6.0 (API 23) 以降をカバーすれば、84.9%となり、8割をカバーすることができることになりますね。
これだけでは、あやしいのでネット上を定番サイトを巡回していきます。
AppBrain
AppBrain で確認してみます。
👉 Android OS version market share over time | AppBrain
計算しやすいように順番に並び替えます。
OS | Share (%) | Sum (%) |
6 | 7.6 | 90.6 |
7.0-7.1 | 9.8 | 83.0 |
8.0-8.1 | 17.8 | 73.2 |
9 | 24.1 | 55.4 |
10 | 31.1 | 31.3 |
11 | 0.2 | 0.2 |
Android7.0 (API24) 以降で、83%をカバーします。
StatCounter Global Stats
👉 Mobile & Tablet Android Version Market Share Worldwide | StatCounter Global Stats
日本では Android8.0 (API26) 以降で 80.42%、世界では Android7.1 (API25) 以降で 81.86%をカバーします。
Google Play コンソール
先述の、公式ページに書いていたもう一つの関連メッセージ。
👉 配信ダッシュボード | Android デベロッパー | Android Developers
信頼性の高いデータを使ってアプリのターゲティングを管理し、ユーザーのデバイスの特性を把握できるようにするには、Play Console で入手できるアプリの統計情報を活用することをおすすめします。
アプリ開発者向けのサイトになりますが、利用者数が多いアプリを公開していれば、最もリアルな生データになります。
しかし、そのアプリの特性も織り込まれます。
わたしらの公開しているアプリで見てみましょう。
OS | Share (%) | Sum (%) |
7.1 | 2.02 | 88.12 |
8.0 | 10.35 | 86.10 |
8.1 | 2.09 | 75.75 |
9 | 25.31 | 73.66 |
10 | 46.99 | 48.35 |
11 | 1.36 | 1.36 |
Android8.0 (API26) 以降で 86.10% をカバーします。 アプリのユーザーは7割が日本国内を占めます。
まとめ
Android端末の国内発売当初から、バージョンシェアを眺めてきていますが、公式のAndroidDeveloperサイトのプラットフォームダッシュボードや、AndroidStudio内のウィザードの情報はこれまでも、かなり古い古すぎでした。
よって、今現在8割超えの minSdkVersion は「26」と決めつけちゃえ。
ちなみに以下も死んでます。
👉 minSdkVersion(@minSdkVersion)さんの返信があるツイート / Twitter
ちなみに8年前。なつい。