複数の iPhone や iPad や Mac にパスワード連携して自動入力する方法

Apple のデバイスたちにすべて連携できます。

👉 iCloud キーチェーンを設定する - Apple サポート (日本) hatena-bookmark

Mac で iCloud キーチェーンを有効にする

1.「設定」をタップし、「[ユーザ名]」をタップして、「iCloud」を選択します。
2.「パスワードとキーチェーン」をタップします。
3.「iCloud キーチェーン」をオンにします。パスコードまたは Apple ID のパスワードの入力を求められる場合があります。

2段階認証でワンタイムパスワードのジェネレータも装備されているので連携しておくと便利です。



Google Authenticator から secret を抽出する方法

まず、エクスポートから QRコードを表示。

Google Authenticator から secret を抽出する

テキスト化します。



otpauth-migration://offline?data=XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

※ 登録数が多ければ、XXX.. は、すごく長いです。

それをさらに以下のツールでデコードします。

👉 dim13/otpauth: Google Authenticator migration decoder hatena-bookmark

go を入れるのがだるいので対応するバイナリをダウンロードします。

dim13/otpauth: Google Authenticator migration decoder
👉 Release v0.5.1 · dim13/otpauth hatena-bookmark

どれなのか、良くわからないので、インストール先を調べます。


❯ uname -a
Darwin iMac.local 22.3.0 Darwin Kernel Version 22.3.0: Mon Jan 30 20:42:11 PST 2023; root:xnu-8792.81.3~2/RELEASE_X86_64 x86_64

❯ uname -m
x86_64

otpauth-v0.5.1-darwin-amd64.tgz をダウンロードして展開します。M1+なら「arm64」

先に取得したテキストを渡して実行します。


❯ ./otpauth -link "otpauth-migration://offline?data=XXXXX..."

otpauth://totp/Example%20Company:test@example.com?algorithm=SHA1&digits=6&issuer=Example+Company&period=30&secret=QUU6EA2GHORGMD22SN2YKU6VKISCKYAG
otpauth://totp/Henrik%20Schacks%20blog?algorithm=SHA1&digits=6&period=30&secret=5YGQ4IAR32CYA6PY
otpauth://totp/auth@test.com?algorithm=SHA1&digits=6&issuer=MyCompanyName.AbpZeroTemplate&period=30&secret=MFRDCZDFMQ3DAMDC
otpauth://totp/WordPress:ThinkingTeapot?algorithm=SHA1&digits=6&issuer=WordPress&period=30&secret=S55IFILZLA6DESAO
otpauth://totp/Google:example@gmail.com?algorithm=SHA1&digits=6&issuer=Google&period=30&secret=QJV3EN5JJJHGQ4PK3M6E576YMWUC5D4X
...

これの secret パラメータがそれ。base32 でエンコードされた文字列です。

👉 RFC 6238: TOTP: Time-Based One-Time Password Algorithm hatena-bookmark

他のTOTPジェネレータにも登録しておくと安心できます。

👉 「GitHub」で2要素認証の義務化、3月13日から - ケータイ Watch hatena-bookmark


Excel / Spreadsheet / Numbers の列の文字列を一括でQRコードで表示する方法

Google Chart API を使ったりプラグインやエクステンションを使ったりする方法もありますが、通信を使わずに完全にローカル処理のみで表示します。

パスワードやシークレットキーなどセキュリティ的に最重要な文字列をQRコードで表示したいこともありますよね。

 

🔑 準備

Pure python QR Code generator を使います。


pip install qrcode

👉 lincolnloop/python-qrcode: Python QR Code image generator hatena-bookmark

今回は、サンプルデータとして以下のCSVファイルを作成しました。


title,url
blog,https://android.benigumo.com
facebook,https://www.facebook.com/androidbenigumocom
twitter,https://twitter.com/maochanz

 

🔑 作成する

CSVファイルをExcel系アプリ(Apple Numbers)で開きます。

Excel / Spreadsheet / Numbers の列の文字列を一括でQRコードで表示する方法

QRコードで表示したい列をコピーします。

Excel / Spreadsheet / Numbers の列の文字列を一括でQRコードで表示する方法

以下をターミナルで実行すると連続で表示されます。


for uri in $(pbpaste); do qr "$uri";echo "$uri\n\n"; done


Excel / Spreadsheet / Numbers の列の文字列を一括でQRコードで表示する方法

以上です。

次回は、これをパスワードマネージャーデータの移行に使います。