Mac メニューバーからショートカットを使ってスクリプトを実行する方法

よく使うスクリプトは、ショートカットを利用してメニューバーから実行すると素早いです。

Mac メニューバーからショートカットを使ってスクリプトを実行する方法

直接スクリプトを実行することもできますが、今回は、iTerm を開かせたあと、実行コマンドを入力させることでスクリプトを実行します。

スクリプトは前回に作成した「パソコン画面に表示されているQRコードを読み取るスクリプト」を使ってみます。

👉 【スマホ・カメラ不要】Mac上でQRコードを スクリーンキャプチャ→テキスト化 するスクリプト hatena-bookmark

ショートカット.app の「Apple Script」で作成します。

Mac メニューバーからショートカットを使ってスクリプトを実行する方法
Mac メニューバーからショートカットを使ってスクリプトを実行する方法


tell application "iTerm"
	create window with default profile
	delay 1
	tell current session of current window
		write text "$(which capture-qrcode)"
	end tell
end tell

作成したら、「Menu bar」にドラッグします。

作成したら、「Menu bar」にドラッグします。

これで、メニューバーから起動できるようになりました。

QRコード内のテキストが iTerm 内に表示されます。

👉 【スマホ・カメラ不要】Mac上でQRコードを スクリーンキャプチャ→テキスト化 するスクリプト hatena-bookmark
👉 【便利】Mac パスワードマネージャー を メニューバーのショートカット や コマンドラインから開く方法 hatena-bookmark


【OpenAI/ChatGPT】API リクエストしたら「You exceeded your current quota, please check your plan and billing details.」

無料で3ヶ月間、18ドル分使えるというので。


openai.api_key = os.getenv("OPENAI_API_KEY")
try:
  response = openai.Completion.create(
    engine="davinci",
    # engine="gpt-3.5-turbo",
    prompt="Hello, world!",
    max_tokens=5
  )
  print(response.choices[0].text)
except Exception as e:
  print(f"{e=}, {type(e)=}")

NGでした。


e=RateLimitError(message='You exceeded your current quota, please check your plan and billing details.', http_status=429, request_id=None), type(e)=<class 'openai.error.RateLimitError'>

利用量の確認をします。

Below you'll find a summary of API usage for your organization. All dates and times are UTC-based, and data may be delayed up to 5 minutes.
👉 Account - OpenAI API hatena-bookmark

利用の記録はないです。

無料18ドル分も付与されてない雰囲気。

「アカウント作成から3ヶ月以内。」ということですがそれは満たしている。

どういうことなんすかね!?

👉 How can I get Free Trial Credits? - General API discussion - OpenAI API Community Forum hatena-bookmark


【スマホ・カメラ不要】Mac上でQRコードを スクリーンキャプチャ→テキスト化 するスクリプト

パソコンの画面に表示されたQRコードを読み取るときの


スマホを手に取る

  ↓

カメラや読み取りアプリを起動

  ↓

カメラをパソコン画面に向ける

  ↓

読み取り

  ↓

テキストを確認する

  ↓

...
 

だるいですね!

 

■ ChatGPT に聞いてみる

以下は、Macで選択範囲をコピーして、その中に含まれるQRコードを読み出し、テキストとQRコードを表示するBashスクリプトです。QRコードの読み出しにはzbarコマンドを使用しています。


#!/bin/bash

# 選択範囲をクリップボードにコピーする
screencapture -i -c -o

# クリップボードにコピーされた画像を一時ファイルに保存する
tmp_file=$(mktemp -t qr_code.XXXXXXXXXX).png
pbpaste -Prefer "public.png" > "$tmp_file"

# zbarを使用してQRコードを読み出す
barcode=$(zbarimg --quiet --raw "$tmp_file")

if [ -n "$barcode" ]; then
    # QRコードのテキストを表示する
    echo "QR Code Text: $barcode"
    # QRコードを作成して表示する
    qrencode -o - "$barcode" | display -
else
    echo "No QR code found in selection."
fi

# 一時ファイルを削除する
rm "$tmp_file"

このスクリプトでは、qrencodeコマンドを使用して、QRコード画像を作成して表示しています。QRコードが検出されなかった場合には、「No QR code found in selection.」と表示します。

このスクリプトをファイルに保存し、実行可能な権限を与えてください。また、zbarコマンドとqrencodeコマンドがインストールされている必要があります。QRコードを表示するためには、ImageMagickパッケージが必要です。

実行すると、クリップボードに範囲指定で画面キャプチャはできます。

しかし、pbpaste でクリップボード内画像データから正しく画像ファイルを生成できませんでした。

 

■ クリップボード内画像データからファイルを生成する

以下の記事を参考に一時ファイルの生成を行います。


osascript <<EOF
set png_data to the clipboard as «class PNGf»
set the_file to open for access POSIX path of (POSIX file "/tmp/image.png") with write permission
write png_data to the_file
close access the_file
EOF

👉 MacOSでクリップボード上の画像を保存するスクリプト - 神和電子 hatena-bookmark

これで、クリップボードにコピーした画像PNGファイルデータから画像ファイルを作成できるようになりました。

 

■ QRコードの解析してテキスト化する

続いて、QRコード読み込みしてテキスト化ツールをインストールします。

👉 ZBar/ZBar: Clone of the mercurial repository http://zbar.hg.sourceforge.net:8000/hgroot/zbar/zbar hatena-bookmark
👉 mchehab/zbar: ZBar is an open source software suite for reading bar codes from various sources, including webcams. As its development stopped in 2012, I took the task of keeping it updated with the V4L2 API. This is the main repository for it. There's a clone at at LinuxTV.org, and another one at gitlab. hatena-bookmark


❯ brew install zbar


❯ zbarimg -h
usage: zbarimg [options] <image>...

scan and decode bar codes from one or more image files

options:
    -h, --help      display this help text
    --version       display version information and exit
    -q, --quiet     minimal output, only print decoded symbol data
    -v, --verbose   increase debug output level
    --verbose=N     set specific debug output level
    -d, --display   enable display of following images to the screen
    -D, --nodisplay disable display of following images (default)
    --xml, --noxml  enable/disable XML output format
    --raw           output decoded symbol data without converting charsets
    -1, --oneshot   exit after scanning one bar code
    -S<CONFIG>[=<VALUE>], --set <CONFIG>[=<VALUE>]
                    set decoder/scanner <CONFIG> to <VALUE> (or 1)

ファイルから読みとるようなので以下のサンプルQRコードファイル hello.png を読ませて出力を確認しておきます。


❯ zbarimg --quiet hello.png
QR-Code:こんにちは、QRコード!

❯ zbarimg --quiet --raw hello.png
こんにちは、QRコード!

簡単で便利ですね。

 

■ 修正する

以上を組み合わせて、前述の ChatGPT によるコードを修正しました。



いけました!

Mac では、ショートカット.app から使うと便利です。


 

■ まとめ

ChatGPT て少しデータが古い感じはありますが、動かないとしても、最初からググるよりも、明らかに早くコードを作成できます。

👉 画像ファイルをMacのコマンドラインで表示する - ごずろぐ hatena-bookmark